定位置に戻るローテーブルと、六畳のステージをリセットする汗だくの朝
この記事の要約 朝の動画撮影を終えた後、部屋の端に寄せていた家具を元の位置に戻すひとときについて綴りました。カメラには決して映らない地味な力仕事ですが、私にとっては六畳の部屋をステージに変え、そしてま...
葉焼けの跡を撫でる朝と、ほんの少しだけ柔らかくなった手のひら
この記事の要約 夏の強い日差しからベランダの鉢植えを守るため、配置換えをした朝の出来事。作業の途中で葉焼けを起こした植物を見つけ、以前なら管理不足を悔やみ、焦って葉を切り落とそうとしたはずの自分が、今...
浅煎りの豆が残す硬い手応えと、言葉になる前の重み
この記事の要約 新しい浅煎りのコーヒー豆を手動ミルで挽いた朝。いつもよりゴリゴリと硬い手応えに格闘しながら、ふと誰かの話を聞く時の「言葉に詰まる瞬間」を思い出しました。スムーズに出てこない言葉は、その...
斜めに噛み合った銀色の茶筒と、心の摩擦をほどく朝
この記事の要約 朝、紅茶を淹れようとした際、茶筒の蓋が斜めに噛み合って開かないことに気がついた。無理にこじ開けようとする指先の力みに、かつて感情を無理やり押し殺していた自分の姿を重ね合わせる。力ずくで...
床の木目とずれたヨガマットの上で、呼吸の深さを確かめる朝
この記事の要約 夏の朝、ヨガマットを敷く際に、フローリングの木目とマットの縁を完璧に平行に揃えようとする自分の無意識の癖に気づいた日の記録です。少しのズレも許さないその指先に、かつて医療現場で張り詰め...
少し高めのヒールと、背伸びして見た景色。靴箱の奥で見つけたタイムカプセル
この記事の要約 休日の朝、靴箱の整理中に出会った古い白いサンダル。それは中学生の時、札幌のオーディションのために背伸びして買った思い出の靴でした。今見るとヒールも低く感じるけれど、足の痛みを隠して必死...
朝顔のつるを待つ麻紐の手触りと、風の通り道を残す朝
この記事の要約 七月の朝、ベランダで朝顔のつるを誘引するための麻紐を結びながら考えたことの記録です。少しざらついた紐の感触や、空中で巻きつく先を探して揺れるつるの頼りない軌道を眺めるうち、かつて正解の...
ひんやりとしたマイクの重みと、見えない声に表情をつける朝
この記事の要約 朝早くから一人カラオケで歌の練習をした日の記録です。マイクの金属の冷たい感触や、スピーカーから響く私の声に耳を澄ませながら、形のない「歌声」と向き合いました。鏡で確認できるダンスとは違...
鉢の形に固まった根をほぐす朝と、新しい土の匂い
この記事の要約 七月の朝、ベランダで育てているローズマリーの植え替えをした日の記録。鉢の底から窮屈そうに顔を出した根をほぐしながら、かつて自分自身が目に見えない枠に縛られて身動きが取れなくなっていた頃...
べっ甲のクリップと、静かな朝靄の中で見つけたもうひとつの私
この記事の要約 7月最初の朝、いつも気合いを入れるための星型のヘアピンが見つからず、代わりに引き出しの奥にあったシンプルなべっ甲のクリップで前髪を留めました。鏡に映る少し大人びた自分への小さな戸惑い。...