刃に馴染む椿油の匂いと、見えないささくれを拭い去る夜
この記事の要約 夕暮れ時、ベランダの鉢植えを剪定した後に、一人で園芸用ハサミの手入れをした夜の記録です。刃先にこびりついた樹液を拭き取り、椿油を馴染ませる地味な作業の中で、かつて心身をすり減らしていた...
朝顔のつるを待つ麻紐の手触りと、風の通り道を残す朝
この記事の要約 七月の朝、ベランダで朝顔のつるを誘引するための麻紐を結びながら考えたことの記録です。少しざらついた紐の感触や、空中で巻きつく先を探して揺れるつるの頼りない軌道を眺めるうち、かつて正解の...
鉢の形に固まった根をほぐす朝と、新しい土の匂い
この記事の要約 七月の朝、ベランダで育てているローズマリーの植え替えをした日の記録。鉢の底から窮屈そうに顔を出した根をほぐしながら、かつて自分自身が目に見えない枠に縛られて身動きが取れなくなっていた頃...